2022年4月24日日曜日

【Pillow】Image.effect_noiseによるガウス雑音の生成

 画像処理ライブラリPillowのImage.effect_noiseによりピクセル値128を中心としたガウス雑音(ガウシアンノイズ)を持つグレースケール画像が生成される。ガウス雑音は正規分布と等しい確率密度関数を持つ統計的雑音。

 Pillow(PIL)を使うためにはインポートが必要。PIL.Imageモジュールは通常以下の形式でインポートされる。

from PIL import Image



1. Image.effect_noise

 Image.effect_noiseの書式は以下。

PIL.Image.effect_noise(size, sigma)

引数 意味
size 生成する画像サイズ。(幅、高さ)のタプル
sigma ノイズの標準偏差


 sigmaを5, 20, 100と変えて画像を生成する例。sigmaが大きいほど輝度のばらつきが大きくなる。

from PIL import Image

im = Image.effect_noise((400, 100), 5)
im.save('effect_noise5.jpg')

im = Image.effect_noise((400, 100), 20)
im.save('effect_noise20.jpg')

im = Image.effect_noise((400, 100), 100)
im.save('effect_noise100.jpg')

'effect_noise5.jpg'


'effect_noise20.jpg'


'effect_noise100.jpg'




2. リファレンス

Pillow (PIL Fork) > Image Module > PIL.Image.effect_noise(size, sigma)

使用バージョン:Python 3.8.12 / Pillow 9.0.0

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