数値、文字列の演算について解説する。
1. 数値の基本的な演算
数値を足したり掛けたりといった基本的な演算の記述方法は以下の通り
足し算
print(10 + 3)
実行結果
13
引き算
print(10 - 3)
実行結果
7
掛け算
print(10 * 3)
実行結果
30
割り算
print(10 / 3)
実行結果
3.3333333333333335
割り算(切り捨て)
print(10 // 3)
実行結果
3
割り算の余り
print(10 % 3)
実行結果
1
べき乗
print(10 ** 3)
実行結果
1000
2. 演算関連の組み込み関数
組み込み関数(Pythonインタプリタに元から組み込まれておりライブラリをimportせずに使用できる)には以下の演算に関連する関数が含まれる。
絶対値を求めるabs
print(abs(-10))
実行結果
10
割り算(切り捨て),割り算の余りを求めるdivmod
print(divmod(10, 3))
実行結果
(3, 1)
最大値を求めるmax
print(max(10, 3, -2))
実行結果
10
最小値を求めるmin
print(min(10, 3, -2))
実行結果
-2
べき乗を求めるpow。pow(x, y)でxのy乗となる。x**yでも同じ。
print(pow(10, 3))
実行結果
1000
桁を丸めるround。
ここでは小数点以下3桁に丸める例
print(round(3.1415, 3))
実行結果
3.142
3. 文字列の演算
+演算子を使って文字列同士の足し算することにより文字列を結合できる。また、*演算子を使って文字列と整数の掛け算により文字列の繰り返しが可能。
文字列の結合
priint('こんにちは' + 'Python')
実行結果
'こんにちはPython'
文字列と数字を結合しようとしても型が異なるためエラーとなる。
print('こんにちは' + 3)
実行結果
TypeError: can only concatenate str (not "int") to str
文字列変換する組み込み関数strを用いて数値を文字列に変換すれば結合が可能になる。
print('こんにちは' + str(3))
実行結果
こんにちは3'
文字列と整数の掛け算により文字列を整数回結合させる処理ができる。
print('こんにちは' * 3)
'こんにちはこんにちはこんにちは'
実行結果
文字列と小数を掛け算した場合はエラーとなる。
print('こんにちは' * 3.5)
実行結果
TypeError: can't multiply sequence by non-int of type 'float'
4. リファレンス
Python チュートリアル > 3.1. Python を電卓として使う
使用バージョン:Python 3.7.0
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