画像処理ライブラリPillowのPIL.ImageOpsモジュールのImageOps.expandにより画像に枠を追加できる。
Pillow(PIL)を使うためにはインポートが必要。PIL.ImageOpsモジュールは通常以下の形式でインポートされる。
from PIL import ImageOps
例に用いる画像'city.jpg'は以下を使用(フリー写真素材ぱくたそより)。画像サイズは幅600高さ400ピクセル。
1. 書式
expand の書式は以下の通り。
PIL.ImageOps.expand(image, border=0, fill=0)
引数 | 意味 |
---|---|
image | 元画像 |
border | 付け加える枠の幅をピクセルで指定。 |
fill | 枠の色の指定。1つの値(グレースケール)または(R, G, B)のタプルで指定。デフォルトは0(黒) |
2. expandの例
border=20として上下左右に20ピクセルの枠をつける例。画像サイズは枠が追加された分、(600,400)から(640,440)と増える。fillは指定していないのでデフォルトの黒となる。
from PIL import Image, ImageOps im = Image.open('city.jpg') im_fit = ImageOps.expand(im, border=20) im_fit.save('city_expand.jpg')
実行結果
fill=(0, 255, 255)として枠の色を黄色にする場合。
from PIL import Image, ImageOps im = Image.open('city.jpg') im_fit = ImageOps.expand(im, border=20, fill=(0, 255, 255)) im_fit.save('city_expand.jpg')
実行結果
3. リファレンス
Pillow (PIL Fork) > ImageOps Module > PIL.ImageOps.expand(image, border=0, fill=0)
使用バージョン:Python 3.8.8 / Pillow 8.2.0
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