要素の重複が無く要素の順序が無い集合である(set型)は({})で要素を囲むことで作成される。(set型)へ要素を追加する方法、(set型)から要素を削除する方法を説明する。
1. set型への要素の追加(add)
set型への要素の追加はaddメソッドを使う。
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.add('ブドウ') print(a)
実行結果
{'いちご', 'みかん', 'りんご', 'バナナ', 'ブドウ'}
2. set型からの要素の削除(remove,discard,pop,clear)
集合から特定の要素を削除するにはremoveかdiscardを用いる。
removeによる要素の削除。
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.remove('みかん') print(a)
実行結果
{'いちご', 'りんご', 'バナナ'}
removeで指定した要素がなかった場合はKeyErrorとなる。
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.remove('ブドウ') print(a)
実行結果
KeyError: 'ブドウ'
discardは指定した要素があった場合には削除する。要素がなかった場合にエラーにならない。
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.discard('みかん') a
実行結果
{'いちご', 'りんご', 'バナナ'}
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.discard('ブドウ') a
実行結果
{'いちご', 'みかん', 'りんご', 'バナナ'}
popは先頭の要素が削除される。引数は取らない。
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.pop() a
実行結果
{'いちご', 'みかん', 'バナナ'}
clearは全要素が削除される。
a = {'りんご', 'みかん', 'バナナ', 'いちご'} a.clear() a
実行結果
set()
集合は残っているので要素の追加ができる。
a.add('ブドウ') a
実行結果
{'ブドウ'}
3. リファレンス
Python 標準ライブラリ > 組み込み型 > set(集合)型 --- set, frozenset
使用バージョン:Python 3.8.8
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