partitionにより指定した区切り文字が最初に出現した位置で三分割される。また、rpartitionにより指定した区切り文字が最後に出現した位置で三分割される。
1. partitionによる最初の区切り文字での三分割
partitionの書式は以下。区切り文字sepが文字列str中の最初に出現した位置で、区切り文字より前、区切り文字、区切り文字より後ろの3つに分割される。結果は3つの文字列のタプルになる。
str.partition(sep)
区切り文字sepに'区'を指定した場合。'区'は元の文字列中に2つあるが、最初に出現した(左の)'区'で分割される。
pra = '東京北区役所:東京都北区王子本町' a.partition('区')
実行結果
('東京北', '区', '役所:東京都北区王子本町')
区切り文字sepは文字列でも良い。に'区役所'を指定した場合。
a = '東京北区役所:東京都北区王子本町' a.partition('区役所')
実行結果
('東京北', '区役所', ':東京都北区王子本町')
区切り文字sepが元の文字列中に無い場合は、(元の文字列, 空の文字列, 空の文字列)のタプルが返される。
a = '東京北区役所:東京都北区王子本町' a.partition('市')
実行結果
('東京北区役所:東京都北区王子本町', '', '')
2. rpartitionによる最後の区切り文字での三分割
rpartitionの書式は以下。区切り文字sepが文字列str中の最後に出現した位置で、区切り文字より前、区切り文字、区切り文字より後ろの3つに分割される。結果は3つの文字列のタプルになる。
str.rpartition(sep)
区切り文字sepに'区'を指定した場合。'区'は元の文字列中に2つあるが、最後に出現した(右の)'区'で分割される。
pra = '東京北区役所:東京都北区王子本町' a.rpartition('区')
実行結果
('東京北区役所:東京都北', '区', '王子本町')
区切り文字sepが元の文字列中に無い場合は、(空の文字列, 空の文字列, 元の文字列)のタプルが返される。
a = '東京北区役所:東京都北区王子本町' a.rpartition('市')
実行結果
('', '', '東京北区役所:東京都北区王子本町')
3. リファレンス
Python 標準ライブラリ > str.partition(sep)
Python 標準ライブラリ > str.rpartition(sep)
使用バージョン:Python 3.10.4
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