カラーマップは色の組み合わせを定義した情報のことで、画像にカラーマップを適用することで画素値に対応した色が割り当てられる。画素値の大小を視覚的にわかりやすくするために用いられる。画像処理ライブラリOpenCVのapplyColorMapによりカラー画像またはグレースケール画像へカラーマップを適用できる。
OpenCVを使うには次のようにインポートが必要。
import cv2
1. applyColorMapの書式
applyColorMap の書式は以下の通り。変換する画像とカラーマップの種類を指定すればよい。
dst = cv2.applyColorMap(src, colormap)
引数 | 意味 |
---|---|
src | 変換する画像。グレースケールまたはカラー画像 |
colormap | カラーマップの種類 カラーマップの名前または番号で指定 Opencv4.0.0では0~12の13種類、4.5.5では0~21まで22種類が使用可能 |
カラーマップの種類はリファレンスを参照のこと。
OpenCV > ColorMaps in OpenCV
2. カラーマップ適用例
以下の画像'test.jpg'にカラーマップ(COLORMAP_JET、COLORMAP_HSV、COLORMAP_HOT)を適用する場合。
import cv2 img = cv2.imread('test.jpg') # cv2.COLORMAP_JET dst = cv2.applyColorMap(img, cv2.COLORMAP_JET) cv2.imwrite('jet.jpg', dst) # cv2.COLORMAP_HSV dst = cv2.applyColorMap(img, cv2.COLORMAP_HSV) cv2.imwrite('hsv.jpg', dst) # cv2.COLORMAP_HOT dst = cv2.applyColorMap(img, cv2.COLORMAP_HOT) cv2.imwrite('hot.jpg', dst)
実行結果
cv2.COLORMAP_JETを適用
cv2.COLORMAP_HSVを適用
cv2.COLORMAP_HOTを適用
colormapを番号で指定しても同じ結果が得られる。
import cv2 img = cv2.imread('test.jpg') # cv2.COLORMAP_JET dst = cv2.applyColorMap(img, 2) cv2.imwrite('jet.jpg', dst) # cv2.COLORMAP_HSV dst = cv2.applyColorMap(img, 9) cv2.imwrite('hsv.jpg', dst) # cv2.COLORMAP_HOT dst = cv2.applyColorMap(img, 11) cv2.imwrite('hot.jpg', dst)
3. リファレンス
使用したバージョン:Python 3.8.8 / OpenCV 4.0.1
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