画面(標準出力)に数値や文字、変数の値を表示するには組み込み関数のprintを用いる。
1. printの基本形
2. 引数sepによる区切り文字の指定
3. 引数endによる最後の文字の指定
4. 文字列と数字を組み合わせて出力する(,で区切る)
5. 文字列と数字を組み合わせて出力する(+演算子)
6. 文字列と数字を組み合わせて出力する(format)
7. リファレンス
1. printの基本形
printは引数に指定した値(数値、文字、変数)を標準出力(コンソールやjupyter notebook)に表示する。引数のsepは値が複数の場合の区切り文字の指定、endは一番最後に追加する文字の指定。
print(*objects, sep=' ', end='\n', file=sys.stdout, flush=False)
数値を出力する場合
print(45)
実行結果
45
文字列の場合
print('千客万来')
実行結果
千客万来
変数の場合
x = 45 y = '千客万来' z = [12, 37, 'ネコ'] print(x) print(y) print(z)
実行結果
45 千客万来 [12, 37, 'ネコ']
引数に計算式を与えた場合は計算結果が表示される。
print(15 + 89 / 4)
実行結果
37.25
文字列を+演算子で結合すると結合された文字列が表示される。
print('バナメイ' + 'エビ')
実行結果
バナメイエビ
2. 引数sepによる区切り文字の指定
printに複数の引数を指定するとスペース1つ分の空白で区切られて表示される。
print('バナメイ', 'エビ')
実行結果
バナメイ エビ
区切り文字を設定するprintの引数sepのデフォルト値が' '(スペース)なため、sepを指定しないとスペースが適用される。
sep=''(文字無し)とすればスペース無しで表示される。
print('バナメイ', 'エビ', sep='')
実行結果
バナメイエビ
3. 引数endによる最後の文字の指定
引数endは表示した値の後ろに追加される文字。デフォルトは'\n'(改行)となっており指定しない場合はそれが適用される。
print('バナメイ') print('エビ')
実行結果
バナメイ エビ
改行無しにしたい場合はend=''(文字無し)とする。
print('バナメイ', end='') print('エビ')
実行結果
バナメイエビ
4. 文字列と数字を組み合わせて出力する(,で区切る)
引数を,(カンマ)で区切り、引数spa=''(文字無し)とすれば文字列と数値が繋がって表示される。
x = 100 print('バナメイエビ',x,'匹', sep='')
実行結果
バナメイエビ100匹
5. 文字列と数字を組み合わせて出力する(+演算子)
1つの値として文字列と数字を+演算子で結合してprintに与えると型が一致しないためエラーとなる。
x = 100 print('バナメイエビ' + x + '匹')
実行結果
TypeError: can only concatenate str (not "int") to str
組み込み関数strにより数値→文字列に変換することで+演算子で結合しprintで表示できる。
x = 100 print('バナメイエビ' + str(x) + '匹')
実行結果
バナメイエビ100匹
6. 文字列と数字を組み合わせて出力する(format)
formatを使うと文字列中の{}部分をformatの引数を文字列にしたうえで置き換えることが可能。
x = 100 print('バナメイエビ{}匹'.format(x))
実行結果
バナメイエビ100匹
7. リファレンス
Python 標準ライブラリ > 組み込み関数 > print
0 件のコメント:
コメントを投稿