2020年3月29日日曜日

【組み込み関数】print

 画面(標準出力)に数値や文字、変数の値を表示するには組み込み関数のprintを用いる。



1. printの基本形

 printは引数に指定した値(数値、文字、変数)を標準出力(コンソールやjupyter notebook)に表示する。引数のsepは値が複数の場合の区切り文字の指定、endは一番最後に追加する文字の指定。


print(*objects, sep=' ', end='\n', file=sys.stdout, flush=False)


数値を出力する場合

print(45)

実行結果

45


文字列の場合

print('千客万来')

実行結果

千客万来


変数の場合

x = 45
y = '千客万来'
z = [12, 37, 'ネコ']
print(x)
print(y)
print(z)

実行結果

45
千客万来
[12, 37, 'ネコ']


 引数に計算式を与えた場合は計算結果が表示される。

print(15 + 89 / 4)

実行結果

37.25


 文字列を+演算子で結合すると結合された文字列が表示される。

print('バナメイ' + 'エビ')

実行結果

バナメイエビ


2. 引数sepによる区切り文字の指定

 printに複数の引数を指定するとスペース1つ分の空白で区切られて表示される。

print('バナメイ', 'エビ')

実行結果

バナメイ エビ

 区切り文字を設定するprintの引数sepのデフォルト値が' '(スペース)なため、sepを指定しないとスペースが適用される。
sep=''(文字無し)とすればスペース無しで表示される。

print('バナメイ', 'エビ', sep='')

実行結果

バナメイエビ


3. 引数endによる最後の文字の指定

 引数endは表示した値の後ろに追加される文字。デフォルトは'\n'(改行)となっており指定しない場合はそれが適用される。

print('バナメイ')
print('エビ')

実行結果

バナメイ
エビ


 改行無しにしたい場合はend=''(文字無し)とする。

print('バナメイ', end='')
print('エビ')

実行結果

バナメイエビ


4. 文字列と数字を組み合わせて出力する(,で区切る)

 引数を,(カンマ)で区切り、引数spa=''(文字無し)とすれば文字列と数値が繋がって表示される。

x = 100
print('バナメイエビ',x,'匹', sep='')

実行結果

バナメイエビ100匹


5. 文字列と数字を組み合わせて出力する(+演算子)

 1つの値として文字列と数字を+演算子で結合してprintに与えると型が一致しないためエラーとなる。

x = 100
print('バナメイエビ' + x + '匹')

実行結果

TypeError: can only concatenate str (not "int") to str


 組み込み関数strにより数値→文字列に変換することで+演算子で結合しprintで表示できる。

x = 100
print('バナメイエビ' + str(x) + '匹')

実行結果

バナメイエビ100匹


6. 文字列と数字を組み合わせて出力する(format)

 formatを使うと文字列中の{}部分をformatの引数を文字列にしたうえで置き換えることが可能。

x = 100
print('バナメイエビ{}匹'.format(x))

実行結果

バナメイエビ100匹


7. リファレンス

Python 標準ライブラリ > 組み込み関数 > print

使用バージョン:Python 3.7.0

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