値や変数といったオブジェクト同士を比較する比較演算子について解説する。
1. 比較演算子の種類
比較演算子は以下6種類。比較演算子を用いた式が真であればTrueを、式が偽の場合はFalseを返す。
比較演算子 | trueとなる条件 |
---|---|
== | a == b においてaとbが等しい |
!= | a != b においてaとbが等しくない |
< | a < b においてaがbよりも小さい |
> | a > b においてaがbよりも大きい |
<= | a <= b においてaがb以下 |
>= | a >= b においてaがb以上 |
2. 比較演算子の使用例
比較演算子==はオブジェクトが等しい場合にTrueとなる。オブジェクトが異なる場合はFalseとなる。
print(4 == 4)
実行結果
True
print(2 == 1)
実行結果
False
比較演算子!=はオブジェクトが異なる場合にTrueとなる。オブジェクトが等しい場合はFalseとなる。
print(4 != 4)
実行結果
False
print(2 != 1)
実行結果
True
比較演算子<,>はオブジェクトの大小を比較する。比較演算子<=,>=は以下、以上の比較を行う。
print(2 < 1)
実行結果
False
print(1 < 2)
実行結果
True
print(2 >= 1)
実行結果
True
3. 文字列の比較
文字列の比較は文字列の最初の文字の文字コード(Unicodeポイント)の値を使った辞書式順序で行われる。文字コードは組み込み関数ordにより得られる。
'u'は文字コード117、'u'は文字コード42で'u'の方が文字コードの値が大きい。
print(ord('u'), ord('*')) 'u' > '*'
実行結果
117 42 True
4. リファレンス
Python 言語リファレンス > 6.10.1. 値の比較
使用バージョン:Python 3.8.8
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